トキエアは2023年11月20日、保有するATR72-600型機の初号機「機体記号:JA01QQ」について、台湾までの国際空輸便として運航したと発表しました。整備委託先は、台南空港内に拠点を置く整備専門会社「エア・アジア(亜洲航空)」であることも合わせて公表しています。
JA01QQは新潟空港を出発後、那覇空港を経由し台湾・台南空港まで飛行。同機は導入から約1年が経過し、定期便就航を前に通常1〜2年間隔で行う重整備を実施するとみられます。2023年1月に導入した2号機の「JA02QQ」も、年明けには導入から約1年が経過し、今後重整備の機会が発生します。機体導入時や耐空検査時は、那覇空港を拠点とする整備専門会社「MRO Japan」で整備作業を実施していました。
「エア・アジア(亜洲航空)」は、ピーチや日本トランスオーシャン航空(JTA)の重整備を受託したこともあり、東アジアでも有数の整備専門会社です。
トキエアは、当初6月ごろに新潟/札幌(丘珠)線への就航を目指していました。しかし、運航乗務員の訓練や整備体制を巡って、監督官庁である国土交通省航空局との調整に時間を要し、夏ダイヤ中の就航を断念。冬ダイヤとなった現在も、就航予定についての発表はされていません。