羽田空港C滑走路上でJAL A350と海保 DHC-8-300衝突、両機全損

羽田空港C滑走路上でJAL A350と海保 DHC-8-300衝突、両機全損

ニュース画像 1枚目:JALのエアバスA350-900型機
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JALのエアバスA350-900型機

2024年1月2日(火)17時47分頃、新千歳空港発羽田空港行きの日本航空(JAL)516便が羽田空港C滑走路34Rへ着陸した際、海上保安庁機と衝突し両機が滑走路上で炎上しました。

該当機は、JAL機がエアバスA350-900型機「機体記号:JA13XJ」、海保機が羽田航空基地所属のボンバルディアDHC-8-300型機のMA722号機「機体記号:JA722A (愛称:みずなぎ)」でした。

岸田首相は20時50分の会見で、JAL機の乗員乗客379名(乗員12名・乗客367名)は全員脱出し無事が確認されたこと、海保機に搭乗していた6名のうち5名が死亡したことを発表しています。海保機は、1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」への対応のため、新潟空港に隣接する海保の新潟航空基地へ向かう途中であったとし、被災者支援へ向かう途中の犠牲であり、哀悼の誠を捧げています。海保は新潟航空基地を拠点として、ヘリコプターにて石川県珠洲市などへ救援物資を輸送するなど、地震への対応を続けていました。

JALの「JA13XJ」は、2021年11月12日に受領し、13日に羽田空港へ到着した機体で、機齢は約2年2か月でした。機体は焼失しており、2015年にA350型機が運航を開始して以来、初めての全損事故になりました。海保機の「JA722A」は、2009年3月から運用を開始。2011年3月11日の「東日本大震災」では仙台空港の格納庫内で被災し、修復されていた機体でした。

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