カタール航空、G650ER初号機を受領

カタール航空のプライベート・ジェットを運航するカタール・エグゼクティブは2015年12月14日、同社初のガルフストリームG650ERを受領したと発表しました。製造番号「6153」の機体記号(レジ)「A7-CGA」で、アメリカ・ジョージア州サバンナのガルフストリームの工場で引き渡し式典が開催され、ドーハには12月12日にフェリーされました。

カタール・エグゼクティブはガルフストリームG500とG650ERを20機発注し、2015年5月のEBACEでさらに10機を追加し、30機となっています。今回のG650ERはその初号機となります。

G650ERはマッハ0.85で7,500海里、13,890キロメートル、マッハ0.9で6400海里、11,853キロを飛行でき、中東から北米間、アジアからアフリカ間を直行で飛行することができます。航続スピードも早く、地球を半周する飛行には特に効果を発揮します。また、ビジネスジェットとして窓が広くなっているほか、静粛性が高められており、客室内で快適に過ごすことができます。さらに最先端の技術も導入されており、衛星通信や高速インターネット接続をはじめ、「空のオフィス」として使用することも可能です。

これによりカタール・エグゼクティブはチャレンジャー605を3機、グローバル5000が4機、グローバルXRSが1機、A319の40席仕様とあわせ、10機目となります。