ロールス・ロイスは2016年3月23日(水)、トレント1000TENエンジン、愛称「パーフェクトテン」で初めて試験飛行を行い、一連のテスト飛行を開始しました。ロールスロイスが保有する747-200の機体記号(レジ)「N787RR」の2番エンジンにトレント1000TENを搭載、アリゾナ州ツーソンでフライトしました。
トレント1000TENの「TEN」は「Thrust, Efficiency and New Technology」の略で、推力、効率と新技術を意味し、その能力が現在のトレント1000エンジンと比べ向上します。ロールス・ロイスが手がけたトレントXWBエンジンやアドバンス・エンジン・プログラムで得た新たな技術を取り込んだもので、1000TENは787ファミリーに搭載可能です。
なお、トレント1000は2011年に787-8の定期便初飛行を行った全日空(ANA)の「JA801A」に搭載されているほか、787-9では2014年に営業飛行で投入されています。