ヴァージン・アメリカ、ジェットブルーかアラスカ航空に売却か

ヴァージン・アメリカ、ジェットブルーかアラスカ航空に売却か

アメリカのメディア各社はヴァージン・アメリカの身売り検討を報じています。その売却先はジェットブルーとアラスカ航空があげられています。

この件について、ロサンゼルス・タイムズでは、ニューヨーク・JFKを拠点にするジェットブルーと、サンフランシスコを拠点にするヴァージン・アメリカは、互いにアメリカ大陸で補完関係を築くことができ、アラスカ航空の場合は、フェアバンクス、シアトル、サンフランシスコと西海岸でこの地域の基盤を固められるとしています。この動向は、4月初旬ごろにも発表されるとみられています。

ヴァージン・アメリカはヴァージン・グループが設立した航空会社で、2007年に運航を開始しています。現在はサンフランシスコを拠点に、同じカリフォルニア州のロサンゼルスとあわせ、アメリカ国内線に加え、メキシコ路線を展開しています。保有機材は2016年3月現在、A319が10機、A320が50機の計60機です。

なお、機材ベースでみると、ジェットブルーの方が統合後もメリットが大きいと見られます。ジェットブルーはA320を130機、A321が27機、ERJ-190が60機と、A320ファミリーを主力機としており、ヴァージン・アメリカの発注済みで未導入のA320現行機やA320neoなどを活用することもできます。

アラスカ航空は737を主力機としており、737-400、737-700、737-800、737-900の4機種を152機、CRJ-700が5機、ERJ-170が7機を保有しています。

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