全日空(ANA)の貨物部門、ANA Cargoは2019年6月3日(月)から、半導体製造装置や医療機器などの精密機器の輸送サービス「PRIO SENSITIVE」を開始します。対象便はANAグループが運航する国際旅客便、貨物便とエアラインチャーターです。

このサービスでは、衝撃の検知ツール「ショックウォッチ」や、傾きの検知ツール「ティルトウォッチ」付きの貨物について、発着空港や経由地の空港でチェックシートを使用したモニタリングを実施します。また、貨物の積み付けなどの際のフォークリフトの低速走行や、空港内の輸送時に衝撃リスクに配慮した運用を行います。

ANAグループでは、777貨物機を2機、導入が決定しており、7月から成田/関空/上海/成田線、10月から成田/シカゴ線に投入します。ANA Cargoでは、777貨物機の導入とエアラインチャーターを活用し、需要が見込まれる精密機器の輸送体制を強化する方針です。