全日空(ANA)は2019年9月30日(月)から10月11日(金)まで、佐賀空港の制限区域でトーイングトラクターの自動走行実証実験を実施します。この実証実験は、航空イノベーションを目指す官民連携の取り組みの一環で、国土交通省から実証実験実施者として選定され、豊田自動織機と共同で行います。
実証実験では、航空機が駐機、走行し、地上支援車両が往来するトーイングトラクターの実稼働エリアで、旅客の手荷物や航空貨物をコンテナへ搭載し、航空機まで搬送するルートを走行します。この実証実験の結果をもとに改善を加え、2020年1月から2月に中部国際空港(セントレア)でも実証実験を予定しており、さらに自動走行技術を検証、運用面での課題を抽出し、2020年中の実用化をめざします。
ANAは、「人と技術の融合・役割分担の見直し」を図り、航空業界での物流の自動化や高度化をめざし、新技術の開発と実用化に向けて着実に取り組む方針です。