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ロールス・ロイス、次世代エンジン「UltraFan」の実証機を製造

© Rolls-Royce
次世代エンジン「UltraFan」

ロールス・ロイスは2020年2月11日(火)、次世代エンジン「UltraFan(ウルトラファン)」の実証機に搭載するエンジンとして、世界最大のファンブレード製造を開始したと発表しました。直径はナローボディ機の胴体とほぼ同じ約3.6メートルで、イギリス・ブリストルのテクノロジーハブで製造されています。

UltraFanは初期のトレントエンジンと比べ、燃費が25%向上し、温室効果ガス排出量が25%減少します。複合材のファンブレードやファンケースの利用により、2基のエンジンを搭載した航空機で重量が700キログラム、減少します。また、推進力を2万5,000ポンドから、10万ポンドに拡張できる設計となっています。

ロールス・ロイスは、設計や技術、最新のテストベッドなど、全ての準備を整え、エンジンの製造に取り掛かりました。このUltraFanは2021年に地上試験を始め、2020年代末に運用を開始する予定です。