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ユーグレナ、宇宙など閉鎖環境で微細藻類を活用した食料開発を推進

© SPACE FOODSPHERE
パネル型培養プラントのイメージ

バイオジェット燃料やバイオディーゼル燃料の研究・開発に取り組むユーグレナは2020年4月22日(水)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などが設立した「SPACE FOODSPHERE(スペースフードスフィア)」プログラムに参画し、宇宙と地球上における微細藻類培養技術と食料資源の開発を推進すると発表しました。

スペースフードスフィアプログラムは、様々な分野からのプロフェッショナルが集結することで、より具体的な研究開発・実証・社会実装に向けて産学官の協業が促進される予定です。ユーグレナは、2019年からグループ会社のリアルテックファンドとJAXA、シグマクシスと共同で、宇宙食料マーケットの早期創出をめざすプログラムを推進しており、今回、スペースフードスフィアプログラムに関連した開発テーマに取り組みます。

ユーグレナは、バイオ燃料生産を想定した環境負荷の少ない屋内外培養に関する研究成果を集約し、省スペースかつ省エネルギーの物質生産方法について研究を進めています。その成果をもとに閉鎖環境である宇宙空間を想定した微細藻類培養システムに関する設計を行うほか、複数の微細藻類を組み合わせ、宇宙空間で不足する魚類含有の必須脂肪酸を効率的に供給できる宇宙食素材として活用できる可能性を検証しています。

2020年以降は、宇宙放射線が藻類に与える影響や閉鎖環境下での健康問題に対するユーグレナ由来成分による解決の可能性、微細藻類由来成分が動物細胞に対して与える成長等の影響評価、閉鎖環境全体における各要素技術を組み合わせたマテリアルバランスの検証に取り組む方針です。