ロンドン・ヒースロー空港は2020年3月31日(火)まで、新型コロナウイルス(COVID-19)による最初の3カ月間の影響を発表しました。
1月から3月までの第1四半期の搭乗者数は18.3%減の1,460万人で、4月の減少率は97%が見込まれています。各国政府が渡航制限を解除しても安心だと判断するまでは旅客需要は低迷が続くと予想されます。全体の売上高は12.7%減の5億9,300万ポンドで、調整後の償却前営業利益(EBITDA)は22.4%減の3億1,500万ポンドでした。
これを受け、ヒースロー空港では、管理職の給与削減、契約の再交渉、業務統合などを通じて、30%のコスト削減を行い、資本支出を6億5,000万ポンド削減し、現金を確保してきました。財務状況は32億ポンドの流動性を保持し、搭乗者がいなくても今後1年間は事業を維持することができるほど、強固な体制を築いています。