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コロナで自主退職の客室乗務員、デルタ航空にラブレター送る

© DELTA AIR LINES
ノースイースト航空時代のロベルタ・アルパートさん

デルタ航空は新型コロナウイルスによる経営への影響を受け、従業員の自主退職プログラムを実施しています。59年間、客室乗務員を勤めたロベルタ・アルパートさんもこのプログラムで退職し、デルタ航空宛てに思い出と感謝を綴ったラブレターを送りました。

ボストン出身のアルパートさんが働き始めたのは1961年3月、19歳の時でした。後にデルタ航空に合併されたノースイースト航空に就職し、ボストン発着の国内線を40年間担当しました。母親を亡くしてからニューヨークに移り、国際線に勤務しました。

ラブレターで、オペラ界の目利きと一緒にミラノのスカラ座に行けたこと、モスクワのボリショイ劇場、パリのルーブル美術館、中国の万里の長城などに連れて行ってくれたことは「デルタ航空との最高のデート」だったと綴っています。

フライトでは、大統領や王様にも会えたこと、ローマ法王ヨハネ・パウロ二世の葬儀を取材する記者向けの運航に乗務しました。さらに人種に関する運動「Black Lives Matter」が取り沙汰される今だからこそ余計に、アクラ/アメリカ間の定期便就航時は感慨深い思い出としてとして紹介しています。

アルパートさんは、乗客を愛することを常に心において勤務にあたりました。客室乗務員の業務で疲れた時には「乗客を愛し、優しさを紙吹雪のように飛行機の周りに投げれば良いのよ」と自身と同僚を励ましたといいます。アルパートさんのラブレターには、乗客を愛し、世界で活躍するデルタ航空で働く喜びが表現されていました。

デルタ航空は、彼女は「デルタ航空の精神」を見事に体現し、素晴らしいスタッフの支えがあり、これからも前に進むことができると説明しています。新型コロナウイルスの影響により大きな打撃を受けていますが、この精神はさらに強いデルタ航空を目指しています。

なお、自主退職プログラムでは、約17,000人がデルタ航空を去っています。