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長野県消防防災ヘリコプター、新機材で運航開始

© 長野県
長野県消防防災ヘリコプター アルプス

長野県は2021年4月5日(月)、新たな消防防災ヘリコプター「アルプス」の運航を開始しました。機体記号(レジ)「JA02NA」のベル412EPIで、SUBARUが装備品の搭載などを含めた整備を実施し、2020年12月に納入していました。長野県は消防職員として採用したパイロットを育成する自主運航の体制で、運航を再開しました。

運航時間は8時30分から17時で、緊急時は日の出から日没までです。ただし、当面の間は毎週水、木は運休します。再開にあたり、3名のパイロットが運航業務にあたります。いずれもベル412EPIを操縦する事業用操縦士、さらにベル212型の限定資格を保有し、墜落事故発生後の体制としてダブルパイロット制に対応した運航を行える状況です。長野県は、運休日を設けることで機長1名の体制の運航とし、同時に運休日を設けない運航体制とするため、機長操縦士の育成、人員募集を同時に実施しています。

新機材の受領後は訓練を重ね、運航開始前には長距離進出航法訓練を実施。このうち、3月8日(月)は新潟空港、3月11日(金)には群馬、東京、山梨の消防防災航空隊を訪問し、それぞれのヘリポートでの離着陸方法を確認、各航空隊と交流、意見交換を実施しました。

長野県消防防災ヘリコプターは2017年3月、救助訓練のために飛行していた「JA97NA」が墜落。新たな機体導入されるまで、安全確保の観点から専門家による議論を重ね、対応策がリース機材から実施されていました。例えば、副操縦士のヘルメットカメラで操縦・活動状況を記録し、動態管理システムの活用で航路の確認や無線不感地帯でのメッセージ機能の活用などを取り入れています。

なお、当面は標高2,500メートル(m)超の山岳遭難事故でのホイスト救助は実施しませんが、それ以外の消防・救助、救急など各種活動にあたります。

期日: 2021/04/05から
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