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ANA、機内食の容器 サトウキビ原料の素材に変更

© ANA
バガス素材を使用した機内食容器での提供イメージ

全日空(ANA)は2021年8月から、日本の航空会社として初めて国際線エコノミークラス機内食のメインディッシュに使用する容器をプラスチック製から地球環境に優しいバガス素材へ変更します。バガス素材は、サトウキビから砂糖を精製する際に残る茎や葉を原料としています。この素材は、地上、上空と様々な環境で安定した品質維持が求められる機内食の厳しい安全・衛生要件を満たし、新たな容器でも乗客はこれまで通り機内食を楽しめます。

機内で使用する物品で最もプラスチック使用量が多い機内食の主菜用容器をバガス素材に変更することで、使い捨てプラスチック使用量は2019年度の使用実績から約3割、年間でおよそ317トンの削減につながります。

ANAグループは、プラスチック・紙などを中心とした資源類利用の削減(Reduce)、再利用(Reuse)、リサイクル(Recycle)と3つのR、「3R」の取り組みを推進し、2050年までに資源類の廃棄率ゼロを目指しています。すでに機内で使用するプラスチック製品のうち、カトラリー、マドラーを木製に、ストローはバイオプラスチック製に変更し、2020年度は2019年度と比べ年間約25トンの使い捨てプラスチック使用量を削減しています。

© ANA
機内食容器、左がバガス素材、右が従来の容器