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ダッソー、長距離ビジネスジェット「ファルコン10X」開発へ

© Dassault Aviation
ファルコン10X

ダッソー・アビエーションは2021年5月6日(木)、新たなファルコンジェット「ファルコン10X」の開発を発表しました。この新機種は2025年末に市場に投入される計画です。

最高速度はマッハ0.925、航続距離7,500海里、約1万3,900キロメートル(km)で、ニューヨーク/上海間、ロサンゼルス/シドニー間、香港/ニューヨーク間などを直行で飛行できます。航続距離、速度からボンバルディア製のグローバル7500、ガルフストリーム製のG700と同じ市場に入る長距離ビジネスジェット機です。

胴体長さは33.4メートル(m)、客室内の高さ2.03mと幅2.77mです。客室は4つのエリアを設けることが可能で、例えばダイニングまたは会議エリア、大画面モニターを備えた専用エンターテインメントエリア、クイーンサイズベッドを備えるプライベートルーム、専用シャワーを備えるマスタースイートなど、所有者の好みに合わせカスタマイズされたインテリアを採用できます。

エンジンはロールスロイス製Pearl 10Xエンジンを搭載し、ファルコン8Xと同等以上の静粛性を確保します。客室の快適性にも優れ、上空41,000フィートの巡航中に3,000フィートの機内気圧を実現します。窓はファルコン8Xに使用するものから50%拡大した特大窓を計38枚使用し、外からの明かりを採り入れる作りです。

主翼は炭素繊維複合材を採用し、強度と同時に軽量化を実現。さらに、抗力の最小化を実現した設計は高速性、効率性に加え、低速飛行時にも高い操縦性を確保します。

最新の軍事技術から派生した次世代デジタル・フライト・コントロール・システムを採用し、直感的な操作できるようコクピットには各種タッチスクリーンが使用されます。さらに、実質的に天井や視界がゼロの状態でも運航できるFalconEye複合ビジョンシステムで高い操作性も実現します。

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