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ボーイング・エコデモンストレーター、 アラスカ航空の737 MAX使用

© Boeing
アラスカ航空が協力する 「737-9 ecoDemonstrator」

ボーイングとアラスカ航空は2021年6月3日(木)、最新のボーイングecoDemonstratorプログラムでの提携を発表しました。新たな737-9 MAXで飛行試験を実施し、空の旅行の安全性、持続可能性の向上につながるおよそ20の技術に取り組みます。ecoDemonstratorプログラムで737-9 MAXを使用するのは初めてで、使用する機体は機体記号(レジ)「N979AK」です。

試験飛行ではオゾン層への影響を大幅に抑えるためハロンを使用しない新たな消火剤、騒音を低減するために設計されたエンジンナセル、リサイクル素材を使用したキャビンサイドウォールなどを評価します。

ボーイングは2012年以降、ecoDemonstrator(エコデモンストレーター)プログラムを通じて航空業界の課題解決、乗客の搭乗体験を向上する技術導入に向け、新たに製造され、航空会社で定期便運航前の旅客機を使い、およそ200件の技術を実際のフライトを通じて試験する機会を提供してきました。これにより、新たな技術確立に向けたイノベーションの加速に取り組んでいます。

ボーイングとアラスカ航空は、9パートナーと協力して新技術をテストします。およそ5カ月間の飛行テストが予定されており、期間中は石油由来と持続可能な航空燃料(SAF)をブレンドした燃料で飛行。CO2排出量を最大80%削減するSAFの導入促進につながる取り組みも並行して実施します。一連の試験終了後、アラスカ航空へ機体が納入されます。

ボーイングecoDemonstratorプログラムでは、2014年に日本航空(JAL)をはじめ、国立環境研究所、気象庁、ジャムコ、JAL財団などが取り組んでいる大気観測プロジェクト「CONTRAIL Project」で、新たに開発した測定装置(MME)など温室効果ガス測定機器を787に搭載し、テスト飛行が行われています。