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海自へ納入前のP-1「5533」、岐阜基地で滑走路逸脱

© 海上自衛隊
P-1哨戒機 イメージ

航空自衛隊岐阜基地に着陸した海上自衛隊向けの川崎製P-1哨戒機が2021年9月7日(火)、滑走路を逸脱するインシデントが発生しました。哨戒機に搭乗していた10名に、けがはないと伝えられています。問題なく納入されていた場合には「5533」として登録予定の機材で、事故発生時点では海自へ納入前でした。

各種報道のヘリコプターからの映像によると、「5533」は当時、岐阜基地の滑走路28エンドから着陸進入し、滑走路中程に到達する前に急に進路が逸れた模様です。芝生には逸脱した後も残されています。機体の前脚も芝生に沈んたような形で停止しています。

川崎重工は、海自向けP-1を岐阜基地に隣接する岐阜工場で製造しています。この機種は2013年3月、開発完了が発表され、厚木基地へ2機が初めて配備され、海自への納入数は30機超となっています。