冬季の飛行場を安全に運用するため、除雪作業は必須で、特に北国や雪国には毎年、11月ごろからその作業を担う除雪隊が編成されています。近年はその作業を広く知ってもらうため、除雪隊に愛称が付けられており、コウノトリ但馬空港も除雪隊の愛称を募集しています。

全国で除雪隊に付けられた愛称を見ると、旭川空港の「ワックスウィングス(WAX WINGS)」、青森空港の「ホワイトインパルス」、秋田空港の「雪戦隊なまはげ」などがあります。自衛隊が管理する丘珠駐屯地では「オニオンスノーファイターズ」と呼ばれています。秋田は冬の伝統行事「なまはげ」と雪を退治する「戦隊」を組み合わせ、または飛行場の周辺が玉ねぎ畑に囲まれていることに由来した「オニオンスノーファイターズ」など、地域への愛着を反映している場合もあります。

こうした地域の特性や親しみやすさ、活動内容を知ってもらうため、但馬空港ターミナルと兵庫県建設業協会豊岡支部は共同で、除雪隊の愛称を募集しています。応募受け付けの終了は、2021年10月31日(日)です。

コウノトリ但馬空港は日本海側に位置し、平均降雪量は3.4メートルを記録しています。その飛行場の安全運航を支える活動を担うのが、地元・豊岡市の建設企業で編成されている除雪隊です。愛称を通して、除雪隊の作業内容を知ってもらうと同時に、親しみをもってもらえる名称を募集しています。

名称はウェブサイト、または但馬空港に設置されている応募箱への投函で受け付けており、1人1回まで、誰でも応募できます。同じ応募者の複数応募は無効になります。発表は11月下旬を予定しており、決定した愛称を応募した方には抽選で、但馬牛800グラムをプレゼント。さらに、応募者全員から抽選で5名に但馬空港オリジナルグッズが贈られます。