全国の消防機関の先駆けとして2022年1月6日(木)、東京消防庁と大阪市消防局がそれぞれ「令和4(2022)年 出初式」を開催しました。1年の安全を願う催しで、ヘリコプターも参加しました。
「東京消防出初式」は、東京都江東区の東京臨海広域防災公園で開催されました。2年ぶりの有観客開催で、小池東京都知事や来賓として金子総務相が出席しました。式典は部隊検閲、各部隊や車両による行進、ヘリコプターは中型ヘリコプターのAS365N3型「かもめ」と「おおたか」、大型ヘリコプターのEC225型「はくちょう」の3機が会場上空を航過飛行しました。また、各種救助の展示が行われ、最後のフィナーレに3機も参加し、一斉放水が実施されました。
「大阪市消防出初式」は、住之江区の大阪南港アジア太平洋トレードセンター(ATC)を会場に開催されました。こちらは無観客での開催でした。機械部隊分列行進を皮切りに、松井大阪市長の式辞で開会し、内藤消防庁長官などの来賓が出席しました。部隊検閲後、消防ヘリコプターも会場上空に飛来し、会場上空を周回しました。船舶、車両などが参加した一斉放水でも、胴体下部にタンク装置を取り付け、上空から放水する様子が披露されました。
今後、1月8日(土)、1月9日(日)を中心に各都市の消防局が出初式を開催する予定で、1年の安全・安心を願ってそれぞれの技量や装備を展示します。