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ANA、10月~12月は営業利益確保 コロナ禍でも久しぶりに明るい兆し

© FlyTeam ニュース
ANA イメージ

全日本空輸(ANA)の親会社、ANAホールディングスは2022年2月1日(火)、2022年3月期第3四半期決算を公表しました。対象期間のうち、2021年10月~12月の第3四半期は営業利益1億円の黒字を計上し、2019年10月~12月以来、8四半期ぶりに営業利益が黒字に転換しました。目標としていた第4四半期に営業利益の黒字化する目標を前倒しで達成し、コロナ禍の厳しい状況は続いているものの、久しぶりに明るい兆しが出てきました。

第3四半期は特に緊急事態宣言が全面解除された時期にあたり、国内線の旅客需要が大きく改善。国内線の旅客収入は累計で2,065億円で、前年度同期の1,563億円から約500億円の増加となりました。

国際貨物便は2,377億円で、好調だった前年度同期比1,016億円から倍以上に取扱額を伸ばしています。海上輸送の逼迫に伴う航空への切り替え、航空貨物運賃の高止まり状況を受け、貨物専用機を最大限に活用し、旅客機を使用した貨物専用便を機動的に設定し、自動車部品、半導体・電子機器、ワクチンなどの医薬品輸送で売り上げを伸ばしました。

国際線旅客は、新型コロナウイルスの感染再拡大や変異株の流行による旅客需要への影響が大きく、旅客収入は482億円と前年度同期の323億円を上回っているものの、コロナ前と比べると低迷した状況が続いています。これにより航空事業は6,384億円、営業損失は1,129億円でした。

積極的に取り組んでいる機内食のインターネット販売は、新たにANA国際線ビジネスクラスの機内食など商品ラインナップの拡充などに取り組んでいます。この航空関連事業では売上高は前年同期比10.1%減の1,498億円でしたが、営業利益は26億円で30.1%増となっています。

なお、第2四半期に公表した2022年3月期の連結見通しは売上高は1兆600億円、営業損失1,250億円、経常損失1,400億円、当期純損失1,000億円と変更していません。