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セントレアの無人決済システム店舗オープン!その全貌を徹底解説

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ANA FESTA GO 中部ゲート店

全日空商事が運営する「ANA FESTA」の無人決済システムを導入した店舗「ANA FESTA GO 中部ゲート店」が2022年6月15日(水)、中部国際空港(セントレア)の国内線制限エリアにオープンします。「はいる」「えらぶ」「でる」をシンプルかつスピーディに済ませ、短時間で買い物を済ませられる店舗として、TOUCH TO GO(TTG)の無人決済システムを導入しています。ANA FESTAがTTG無人決済システムを導入するのは2021年8月オープンの羽田続く2店舗目で、定期便利用者のみの制限エリアでは、セントレアが初です。無人レジのタッチパネルでの決済時は、ANAマイル積算が最初に聞かれる流れに改良され、QRコード決済にも対応しています。

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クレジットカード・交通系電子マネーに加え、QRコードにも対応

セントレアの新店舗は50.2平米を確保し、羽田の41.95平米より広く、商品数は170点と羽田の100点より増えています。入店した人の動きと決済する商品を把握するカメラは店舗上部に31あり、羽田の18を上回ります。カメラで人の動きを把握しており、決済時は無人レジに立つだけで、商品をスキャンすることもなく、タッチパネルに一覧表示され、スピーディな決済ができます。

品揃えは、セントレアの店舗らしく「名古屋めし」「えびせん」のコーナーを設けたほか、「名古屋ふらんす」「うなぎパイ」「ゆかり」「ういろう」や東海エリアの銘菓を揃えています。制限エリア内の店舗のため、一般エリアで買い忘れた商品、ラウンジで時間を過ごす人が短時間にショッピングを済ませる目的で使いやすいよう、店舗内は商品が見やすく配列されています。

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店舗内の商品陳列の様子

無人レジの決済は、タッチパネルでまずANAのマイル積算を確認。その後、手に取った商品一覧が画面に表示され、確認後に決済へ進みます。最後は交通系電子マネー、クレジットカードに加え、QRコード決済から、支払い方法を選択できます。決済方法が分からない場合でも遠隔サポートの対応も用意されています。

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店舗で商品を選ぶ様子
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無人レジ・タッチパネル前に立つと商品が認識されている
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決済はクレジットカード、交通系ICカード、QRコードなどから選択可能

全日空商事リテール戦略室副室長の牛尾隆之氏によると、通常の店舗と同様に3カ月程度で品揃えを再考し、売れ行きを見ながら新たな商品を企画する流れをまずは軌道に乗せたいと言います。無人化店舗により、今回の店舗は1店舗あたり通常、10名程度のスタッフで運営しているところ3名程度に抑えられ、その余力で商品開発に力を入れたい考えです。

また、無人決済システムを導入する「ANA FESTA」店舗の拡大は、同一空港内に2店舗営業する場合を対象に検討を進めます。人員の効率化、収益の最大化だけでなく、商品の品出しや入荷等の対応を含む店舗運営、仕組みを整えながら広げる考えです。

なお、羽田の店舗で導入しているTTG無人決済システムによる万引きなど不正利用はほぼ無く、セントレアの店舗でも不正はないと想定されています。TTGがシステムを導入するJR東日本の高輪ゲートウェイ駅でもカメラ導入による不正利用の抑止効果もあり、万一の場合でもすべてカメラが記録し、警察への提出もすぐに対応できる体制が整えられています。

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天井のカメラ31台で商品を手に取る動きを把握
期日: 2022/06/15から