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アントノフAn-225ムリーヤの復活、世界から支援の約束も

© Ukroboronprom
ロシア侵攻で破壊されたムリーヤ

世界最大の航空機で、ウクライナ語の「夢」を愛称に持つアントノフAn-225ムリーヤ復活に向け、少しずつ動きが出てきています。ロシアのウクライナ侵攻で、ムリーヤは胴体部分が大破し、世界に衝撃を与えました。早く平和が訪れることを願う世界の首脳も、復活に向けた支援を約束しています。

世界の要人がキエフを訪問する際、ムリーヤが破壊された現場を訪れ、現状を視察してもらうようアントノフは要請しています。最近ではオーストラリアのアルバニージ首相が訪問し、ムリーヤ再建の支援を約束しています。さらに、ヴァージン・グループのリチャード・ブランソン氏は、ホストーメリ空港(アントノフ空港)を訪れ、空港施設とムリーヤ再建の支援を視野に入れているようです。

© Ukroboronprom
ホストーメリ空港を視察するリチャード・ブランソン氏

An-225ムリーヤは、世界に1機しか存在しない機体でしたが、ロシアの侵攻前から未完成の2機目の飛行に向け、アントノフを傘下に収めるウクロボロンプロムンの幹部が資金集めに奔走していました。ムリーヤの破壊後、ウクライナのゼレンスキー大統領は未完成の2機目による復活を言及しています。

大型貨物機として活躍したムリーヤは、エンジン6発、車輪32個、主翼幅は88メートル、胴体長は84メートルとその大きさは目を引くものがあります。2機目のムリーヤは、70%が組み立て完了していると伝えられています。戦闘の早期終了がAn-225ムリーヤ復活への大きな鍵になりそうです。

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