エアバスは2013年10月10日、今後20年間に全世界の航空貨物は年平均で4.8%成長し、全世界の貨物機は倍増して約3,000機が必要になるとの予測を発表しました。

予測では、2032年に新造もしくは旅客機改造の貨物機が約2,700機が必要で、その半数が老朽化した現有機のリプレイスとなります。そして870機が新造の貨物機でおよそ2,340億UDドル分になり、1,860機は旅客機からの改造機になります。

とくに中国とインドを含むアジアの成長が顕著で、現在全世界の航空貨物の36%であるが、2032年には42%になると予測しています。そのなかでも中国は現在15%から22%に成長し、単一国家では最大となります。ヨーロッパ・CIS・北アメリカの割合は現在の51%から45％に減少します。

機体の大きさでは、小型機がわずかに減少し、市場環境の変化に対応できる中型機が全体の45%と最大になり、2012年で744機ですが2013年には2032年には1,290機になります。大型機も2032年には1,000機以上になると予測しています。

エアバスではA330-200Fと旅客機を改造するA330-P2Fの、2種類の中型貨物機を生産しています。