ユナイテッド航空は2014年10月26日から、787-9ドリームライナーでロサンゼルス/メルボルン線に就航すると発表しました。この路線は、787-8を含めた787では最長距離の路線となる見込みです。

現在、サンティアゴ/フランクフルト線を運航するラン航空の路線が12,080キロと直線距離では最も長い距離。ただし、マドリード経由で運航されており、サンティアゴ/マドリード間が10,700キロ、マドリード/フランクフルト間は1,420キロとなります。

直行便ではエチオピア航空のアディスアベバ/トロント線が11,514キロ、日本路線ではアエロメヒコ航空の成田/メキシコ・シティ線が11,272キロが最長です。

ユナイテッド航空が発表したロサンゼルス/メルボルン線は12,748キロとこれらの路線を1,000キロ以上長い距離となります。

なお、787は、787-8の航続距離が最大で8,500ノーティカルマイルで、およそ15,700キロ。ユナイテッドの場合、サンフランシスコ/パース線だと14,732キロとなり、さらに長い路線の就航も見えてきます。ワールドカップが開催されるブラジルへの日本からの直行便も期待されますが、成田/リオデジャネイロ間は18,527キロと、これは無理のようです。

ちなみに世界最長路線は現在、カンタス航空が運航するシドニー/ダラス・フォートワース線の13,805キロで、747-400が投入されています。