全日空(ANA)の国内線仕様の747-400、機体記号(レジ)「JA8961」が2014年4月16日、羽田空港からアメリカ・アラスカ州のアンカレッジを経由し、ミシシッピ州のテューペロ・リージョナル空港へ向かいます。フェリー便としてANA9432の便名で羽田を21時出発の予定で、FlightAwareでも表示されています。

この「JA8961」は、多くの航空ファンがご存知の通り、2014年3月31日に退役した機材。退役後は羽田空港の整備場でフェリーフライト前の整備が行われていました。テューペロで、これまでのANAの747-400と同様に解体されます。

なお、この機材の退役、アメリカへのフェリーで日本の航空会社が保有する747-400旅客機はなくなり、日本貨物航空の貨物専用機と政府専用機のみとなります。

政府専用機は次期機材の選定に入っており、日本貨物航空は中期経営計画で747-8Fへの機種統一を表明しているため、数年で日本国籍の747-400はなくなり、747シリーズは日本貨物航空の747-8Fのみとなります。