関西国際空港を拠点にする格安航空会社(LCC)のピーチは、2014年5月2日から、「Peachチケットガード」の販売を見合わせています。ミレア・モンディアルが100%出資する子会社チケットガード少額短期保険のシステム不具合により、取扱いを一時中止しています。

チケットガード少額短期保険はこの件について、Peachチケットガードの契約者の「マイページ」から特定の操作を行うと、契約者453名分の契約内容が一覧として表示され、個人情報漏えいの状態であったと発表しています。

一覧では契約者の氏名を含む個人を特定する情報は含まれていなかったものの、この画面から特定の操作をすると、個人情報を含む「保険契約確認証」が閲覧できました。氏名、住所、電話番号、生年月日、メールアドレス、被保険者名、保険金請求時のパスワードを見ることができ、クレジットカード情報は含まれていませんでした。

このうち、個人情報を含む「保険契約確認証」の閲覧は4件確認され、意図せずにこの情報を閲覧した利用者と連絡がとれ、5月9日付で第三者提供が行われていないこと、さらに情報の取扱いについても、チケットガード少額短期保険から法令順守を依頼し、個別に対応したと明らかにしています。

チケットガード少額短期保険は、この件についてお詫びと同時に、改めて同種の事態が発生しないよう、再発防止に万全を期するとしています。