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「零戦」里帰り 9月4日横浜港に到着

零戦の里帰りプロジェクトを進めているゼロエンタープライズ・ジャパンは、零戦22型「AI-112」が2014年9月4日に横浜港に到着すると発表しました。


到着する「AI-112」はアメリカのZero Enterprise Inc.が所有する機体で、同社のCEOは日本人の石塚政秀氏で、ゼロエンタープライズ・ジャパンの取締役でもあります。2010年に同機を購入し日本への里帰りを進めてきました。


零戦は22型で、1970年代にニューギニアで発見した残骸をもとに、ロシアとアメリカでリバース・エンジニアリング手法でレストアされました。エンジンはアメリカ製のP&W R-1830を搭載し、世界中に5機しかない飛行可能な零戦の1機です。2001年公開のアメリカ映画「パール・ハーバー」には、同時にレストアされた機体と、プレーンズ・オブ・フェーム博物館の52型と3機で出演しています。


ゼロエンタープライズ・ジャパンでは、機体を組み立てる前の状態での公開を行い、終戦70周年となる2015年に日本各地でイベントを開催し、永続的に日本で保管することを計画しています。そして機体を維持するためのサポートクラブを設立し、メンバーを募っています。