海上自衛隊厚木基地第61航空隊のYS-11が、2014年12月24日、ラストフライトを実施し、12月26日には正式に除籍となります。毎日新聞などが報じています。
ラストフライトしたのは最後に残った「9041」と「9043」で、ホームベースの厚木基地から千葉県の下総基地へ空輸されました。いずれもFlyTeamメンバーから投稿が寄せられています。
海上自衛隊 YS-11 「9041」 航空フォト
海上自衛隊 YS-11 「9043」 航空フォト
海上自衛隊は、人員と物資の輸送用にYS-11M/M-Aを4機保有していましたが、1機を2009年9月のオーバーラン事故で失いそれ以降3機を運用してきました。2011年の東日本大震災では災害派遣に使用し、予定以上に飛行時間を消化していました。後継機はアメリカ海軍から購入したC-130R 6機があてられます。
YS-11は、日本では民間航空会社から2006年に引退し、航空局の機体が2006年、海上保安庁の機体が2011年に引退したため、残るは航空自衛隊の10数機のみとなりました。