調布飛行場の地元自治体、調布市、三鷹市、府中市の地元3市は2015年7月28日付で、同飛行場で自家用機の運航停止を視野に、さらなる離発着の削減を図る様、運営する東京都に申し入れました。地元3市は、安全対策の徹底を求め、自家用機の削減を要請してきた中で発生した事故とあり、「極めて遺憾」としています。
申し入れ内容は、事故原因の究明と再発防止策の徹底を早期に図ること、原因究明と再発防止策の徹底が図られるまで、自家用機の離着陸を自粛すること、地元住民に対して原因究明と再発防止策を丁寧に説明し、不安解消に努めることなども盛り込んでいます。
地元3市は、運営する東京都に対し、調布飛行場を離発着する自家用機の回数削減を求めてきました。また、東京都との覚書では、運用時間は10時から、遊覧飛行と調布管制圏内における訓練飛行の使用は認めない、自家用機の離着陸は1機につきそれぞれ1日1回以内などと協定が結ばれています。このほか、離着陸回数や騒音などの情報提供に加え、離着陸の制限や同飛行場に乗り入れる新たな機種の使用などでは都度、協議を行う必要があります。