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生産完了から半世紀以上 KC-135に新たなアップグレード

© U.S. Air Force photo/Airman 1st Class Sean Campbell
計器盤中央部のエンジン関係の表示部が大型の液晶ディスプレイに置き換えられている

アメリカ・ワシントン州のフェアチャイルド空軍基地(AFB)第92空中給油航空団(92ARW)は、2015年10月28日、Block 45アップグレードを完了した最初のKC-135ストラトタンカーを受領しました。92ARWは今後7年間かけて、22機のBlock 45アップグレード機を受領します。

Block 45最大のアップグレードはエンジン計器パネルで、Block 40のアナログ計器主体でデジタル計器が少しだったのを、全面的にデジタル液晶ディスプレイに置き換えています。これによりパイロットにリアルな情報が伝えられ、機体性能を最大限に発揮できるようになります。

もうひとつは、空中給油中も反応が速い新しいオート・パイロットに変更されています。そのほか、デジタル・フライト・ディテクターや電波高度計、航法装置、いくつかのインターフェースが新しいものに変更されています。

KC-135は最後の機体が完成してから半世紀以上使用されている大ベテラン機ですが、Block 45アップグレードにより2040年まで寿命が延長できるとしています。