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A330neoの最新シャークレット、A300から続くエアバスの翼端

© Airbus S.A.S.
A330neoシャークレット

エアバスは2017年2月3日(金)、A330neoの初飛行を前に、その初号機に装着した最新のシャークレットを公開しています。A330neoは、新型エンジン・オプションとして、最新のエンジンを搭載し、騒音を低減しながら離発着性能を高め、シャークレットで燃料の節減の機能を高めます。

エアバスは、同社が手がけたA300、A310と2機種のワイドボディ機の翼端に、矢じりのような形状の翼端装置「ウィングチップ・フェンス」を取り付けていました。このA300、A310での経験は、単通路機のA320ファミリーでウィングチップ・フェンスとして採用され、さらにA330、A340、A380、A350 XWBにはウィングチップ・フェンスや大型ウィングレットタイプの主翼先端に取り付ける翼端装置が装備されています。

このうちA320ファミリー向けには、2.4メートルの高さのシャークレットとして市場に供給され、最大で燃費4%削減、1機あたり年間900トンの二酸化炭素排出量の削減につながっています。A320neoに標準装備されているほか、現行エンジンのA320ceoにも対応しています。

最新の仕様となるA330neo向けのシャークレットは、現在のA330ceoの主翼が60.3メートルから64メートルに拡大しています。飛行中に主翼の翼端に形成されるらせん状の翼端渦を減少させます。