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ピラタス、EASAとFAAから初のジェット機PC-24の型式証明を取得

© Pilatus
PC-24、EASAとFAAから型式証明を取得

スイスのピラタス・エアクラフトは2017年12月7日(木)、ヨーロッパ航空安全庁(EASA)とアメリカ連邦航空局(FAA)から型式証明を取得したと発表しました。ピラタスが開発する最新鋭機で、初のジェット機は12月中にアメリカのフラクショナル・オーナーシップ・ビジネスを展開するプレーンセンスに納入され、2018年1月にアメリカへ飛行する予定です。

ピラタスは2013年にPC-24の開発プロジェクトを発表し、2015年5月11日(月)にブオクス空港で初飛行しました。型式証明の取得は飛行試験機3機体制で、飛行時間は計2,205時間を記録しています。高温、寒冷地での運航試験をはじめ、バードストライクの影響、構造や騒音など一般的な機能の試験を含め、要求される法定要件を全て安全、かつ確実に動作することが確認されています。

また、試験では航空機の性能限界を超える条件でも運航されており、極限状態での飛行にも成功を収めています。型式証明でPC-24は、契約で合意している425ノット、時速787キロメートルを超える440ノット、時速815キロの最高速で運航が可能となっています。

ピラタスは、PC-24開発プログラムに5億スイスフラン超、日本円で572億円超の自己資金を投じているほか、PC-24の生産に対応した製造ライン向けに1億5,000万フラン、約171億円超を投資しています。ピラタスは、2018年に23機を納入する計画です。