JAXA 第13回宇宙環境シンポジウム| イベント情報

宇宙航空研究開発機構(JAXA)「第13回宇宙環境シンポジウム」は2016年11月1日(火)と11月2日(水)の両日、東京都小金井市の情報通信研究機構本部で開催されます。

「宇宙環境シンポジウム」は、宇宙機と宇宙プラズマ環境分野の一層の発展を目指し、同グループによって毎年開催されています。

シンポジウムでは、太陽風と地球磁気圏相互作用、宇宙飛翔体近傍環境、宇宙天気予報、帯電放電、宇宙飛翔体プラズマ相互作用といった問題を、理学的・工学的な両側面から取り上げます。これにより、各分野の研究者間の知識共有を深め、相乗効果を引き出し、宇宙開発・宇宙環境利用の発展に寄与することを目指しています。

■第13回宇宙環境シンポジウム
＜2016年11月1日(火)＞
9:40〜　実利用可能な宇宙天気情報の提供に向けて
10:00〜　宇宙環境とその防護に関する研究の取り組み
10:20〜　放射線挙動解析コードPHITSを用いた宇宙線被ばく線量評価
10:40〜　宇宙放射線遮蔽材料の新規開発に向けたPHITSによる検討
11:20〜　Diagnosing LEO Satellite Anomalies Using NOAA 15 Electron / Data in Association With Geomagnetic Perturbations
11:40〜　静止軌道衛星が観測した高密度電子イベントの衛星電位とプラズマ環境の解析
12:00〜　Van Allen Probes衛星を用いたMEO軌道の衛星電位とプラズマ環境の推定
14:00〜　スロット領域に注入された外帯電子のその場加速と第3放射線帯の形成
14:20〜　太陽風大規模構造に対する相対論的電子マイクロバーストの応答
14:40〜　GOES衛星及びHimawari衛星宇宙環境データを用いた静止軌道全域の高エネルギー電子分布推定
15:00〜　QZSとMAGDAS地上磁力計による磁気圏FAC－電離層電流回路の同時観測：初期統計解析
15:40〜　微小デブリの軌道上観測による環境推定
16:00〜　宇宙空間放電における微細なデブリの加速現象
16:20〜　微小デブリ衝突による電力ハーネスの電気的損傷: 太陽電池パドル裏側の単線ハーネス
16:40〜　月面ダストのプラズマ中帯電・挙動の数値モデリング
17:00〜　Lunar Surface Charging and Electrostatic Lofting of Lunar / Dust Particles under Different Solar Wind Conditions and Solar / Ultraviolet Radiation

＜2016年11月2日(水)＞
9:30〜　太陽地球圏環境の予測研究について
9:50〜　NICTにおける太陽・太陽風シミュレーションモデル
10:10〜　機械学習を用いたリアルタイム太陽フレア予測
10:50〜　次世代磁気圏-電離圏結合MHDシミュレーションを用いたバスティーユイベントにおける極冠電位の飽和の研究
11:10〜　Simulation study of the driving mechanism of the magnetosphere-ionosphere coupling convection
11:30〜　磁気圏MHDグローバルモデルにおける磁気圏電離圏解法部分の概要・再考・改良計画
13:30〜　放電実験衛星「鳳龍四号」の運用成果
13:50〜　宇宙から捉える大地震前駆現象
14:10〜　小型・超小型衛星群による大気圏－電離圏総合観測
14:50〜　世界の人工衛星の不具合における自然環境の影響度
15:10〜　衛星帯電解析ツールSPISによる静止軌道衛星の数値モデルの作成と表面帯電解析
15:30〜　大気圧プラズマ照射による制電材料の帯電・放電特性
15:50〜　宇宙機用誘電体材料の極低温下における帯電特性に関する研究
16:20〜　電子線照射直後におけるポリイミド系材料の二次電子放出係数測定と物性調査
16:40〜　電子線照射フッ素系絶縁材料の蓄積電荷の照射電流密度依存性
17:00〜　ポリイミドにおける光電子放出係数と照射線量の関係