航空自衛隊百里基地は、2019年7月23日(火)に行われた広域医療搬送訓練に参加しました。この訓練は、東京都や千葉県などが被災する首都直下型地震が発生し、その災害拠点病院の収容患者超過により広域医療搬送が決定、域外拠点として百里基地に航空搬送拠点臨時医療施設(SCU:StagingCareUnit)が設置される想定で行われました。
茨城県の災害派遣医療チーム(Disaster Medical Assistance Team)の医師、看護師のおよそ30名が百里基地に集結し、ヘリなどで基地に搬送された10数名の重症者を県内の病院へ搬送しました。
広域医療搬送訓練には、茨城県職員・DMATに加え、百里基地から約30名の自衛隊員が参加しました。資材や器材の展開、搬送に係る連携要領を本番さながらに訓練し、災害対処能力の維持・向上を図りました。百里基地は、首都圏防空の要だけでなく、災害対処の拠点としての機能も担っています。