アメリカ空軍ハワイ州ヒッカム統合基地で2019年10月31日(木)、第109空輸航空団のLC-130Hがアメリカ南極プログラムの準備を進めました。ニューヨーク州スラットン空軍基地から、ニュージーランドのクライストチャーチに最大7機が配備され、南極のマクマード基地やアムンゼン・スコット基地の間で南極プログラムの支援を行います。
LC-130Hは、南極や北極で運用する為にソリを装備、短距離で離陸するため、ジェット補助推進離陸(JATO)を使用することもあります。この機体に使用する8枚のプロペラはE-2Cが換装する製品と同じNP2000に換装されています。これにより騒音を軽減し、低速時の推力が改善されています。
なお、第109空輸航空団のLC-130Hは、アメリカ南極プログラムの32年目の支援を実施しており、南極のマクマード基地へ向けて10月28日(月)に出発しています。第109空輸航空団は、世界最大のスキー装備機を運用する部隊で、氷や雪の上に着陸し、人、機器、物資を南極大陸の基地に輸送しています。