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18年の西日本空輸生コン落下、再発防止でバケット切替レバーに表示追加

© 運輸安全委員会
事故発生当時の生コンバケット

運輸安全委員会は2019年10月31日(木)、2018年10月に高知県で発生した西日本空輸が保有するベル412EP、機体記号(レジ)「JA003W」で発生した生コン落下事故について、調査報告書を公表しました。

この事案は2018年10月20日(土)、「JA003W」が高知県大豊町の上空で、四国電力の送電線新設工事のために運んでいた生コンクリート約600キロを、上空約200メートル付近から山中に誤って落下したものです。この事故による負傷者や建物などへの被害は確認されていません。

報告書では、「JA003W」がバケットに生コンを積載して飛行中、偶発的にシャッターが開き、生コンが落下したものと推定しています。また、シャッターが開いたことについては、シャッターのオーバーセンター機構によるロックが働いていない状態で飛行し、気流により機体が動揺でシャッターに掛かる荷重が増大し、押し開かれたものと見ています。

西日本空輸では再発防止策として、同社が使用する全てのバケットの切り替えレバーに「ロック/解除」の表示を追加したほか、全ての物資輸送作業者への再教育などの対策を実施しています。