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F-35B、伊江島に着陸 海兵隊のEABO演習「キャストアウェイ」

© U.S. Marine Corps photo by Lance Cpl. Scott Aubuchon
伊江島で離着陸するVMFA-121のF-35B

アメリカ海兵隊のF-35BライトニングIIが2021年3月、伊江島に着陸しました。岩国航空基地の第121海兵戦闘攻撃中隊(VMFA-121)の機体で、海兵隊が3月8日(月)から沖縄・伊江島で実施した演習「キャストアウェイ(Castaway) 21.1」での出来事でした。

Castawayは、海兵隊が航空機を使用して上陸、アメリカ海軍の船舶も使い人員輸送するなど夜間に島嶼の制圧を目指す実践的な訓練です。この訓練は「EABO」、正式には「Expeditionary Advanced Base Operations」と呼ばれる遠征前方基地作戦の能力向上が目的です。演習の期間中にはアントニー・ブリンケン国務長官、ロイド・オースティン国防長官が来日し、日米安全保障協議委員会「2+2」の共同声明で中国を強く牽制しており、政治・軍事の両面で中国への牽制となった模様です。

実際の演習では、上述のF-35Bをはじめ、KC-130Jハーキュリーズ、MV-22Bオスプレイ、CH-53Eスーパースタリオンなど多くの海兵隊の航空機も使用されました。訓練では、海兵隊が主要な島嶼部分の占有部の回復と防御体制を築き、海軍の作戦を支援するため長距離の精密ロケット射撃が可能な武器を空輸、配備するなど、各方面の連携、能力を確認しました。

海兵隊は、こうした作戦をインド太平洋のどの島でも再現できるとコメントしています。尖閣諸島をはじめ、東シナ海や南シナ海など中国の海洋進出が危惧される地域で、こうした作戦の重要性が高まっており、海兵隊は同盟国を含むパートナーとの協力で、戦術、技術、手順の改善を続ける方針です。