アメリカン航空は2021年6月末をもって、機内誌「American Way」の提供を終了します。現在機内で提供されている6月号が最終版です。アメリカン航空は機内誌に代わり、より幅広いコンテンツを楽しめる機内エンターテイメントを提供します。

機内誌「American Way」は、1966年に「The American Way」として創刊され、55年間に渡り、文化やライフスタイル、旅行に関する特集記事を掲載してきました。発行は、世界的な旅行メディア企業であるInk社が請け負い、これまでの一部機内誌は、Ink社のウェブサイトからもデジタル閲覧できます。

機内誌に代わるエンターテイメントとして、機内Wi-Fiを通じて、スマートフォンやタブレット、ノートパソコンでストリーミングできるエンターテイメントを提供します。600本を超える映画やテレビ番組、Ink社との提携によるトラベルコンテンツ、幅広い子ども向け番組、ライブ音楽や、瞑想などリラクゼーションのためのコンテンツを楽しめます。

アメリカン航空だけでなく、デルタ航空などのアメリカ系航空会社では、新型コロナウイルス・パンデミック最中に、これまでに機内誌の提供を中止しているほか、日本では、全日本空輸(ANA)が4月から、ANAアプリを通じたデジタル端末での提供に切り替えています。

なお、紙媒体の機内誌提供を中止することにより、感染拡大防止のため非接触を推進するとともに、紙の廃棄物削減と、航空機の重量削減による燃費向上にもつなげたい考えです。