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愛知県と第10師団、林野火災を想定した空中消火訓練 新設ヘリポート使用

© FlyTeam LUCHObyNOSAさん
散水訓練を実施する陸自CH-47Jイメージ (LUCHObyNOSAさん 2021年撮影)

愛知県と豊根村、陸上自衛隊第10師団は2021年9月21日(火)、大規模林野火災時の空中消火共同訓練を実施します。この数年、大規模な林野火災が全国各地で発生しており、そうした事態を想定し、自衛隊への災害派遣要請の事前調整、自衛隊の飛行統制下で複数のヘリコプターが飛行する空中消火活動まで実施します。8月25日(水)に竣工式を迎えた富山ヘリポートなどを使用します。

参加する航空機は愛知県から防災ヘリコプターと県警ヘリコプター、陸上自衛隊のUH-1JとCH-47Jの計4機です。使用するヘリポートは、豊根村多目的広場、富山多目的広場、富山ヘリポートの3カ所です。富山ヘリポートは、整備後に初めての大規模な訓練での使用となります。参加機関は、愛知県、陸上自衛隊、愛知県警、豊根村、新城市消防本部のおよそ100名です。

© FlyTeam storyさん
愛知県防災航空隊 イメージ (storyさん 2018年撮影)

訓練は、豊根村役場に現地対策本部を設け、林野火災発生から災害派遣要請、現地にヘリコプター派遣前に着陸・取水点の設定、ヘリ進出にあたっての確認・調整などに始まり、指揮所での空中消火を実施時の飛行経路・経路下の安全確保や、統制機と消火活動機の空域統制を確認します。陸自が空域統制を行いながら、CH-47J、県防災ヘリによる着陸、取水、火元への散水と一連の動作確認、さらに県警ヘリの上空偵察を演練します。

© FlyTeam ありさん
愛知県警察ヘリ イメージ (ありさん 2015年撮影)