エアロノーティカル・エンジニアリング(Aeronautical Engineers：AEI)は2022年1月10日(月)、ボーイング737-800貨物改修機(SF)で「ETOPS180」の承認を受けたと発表しました。海上や遠隔地、近くに着陸できる滑走路が整備されていない航路でも180分以内に着陸可能であれば、自由に経路の設定が可能になります。AEIは、これにより737-800SFは海上を通過する航路だけでなく、北アフリカ、中国西部など空港・飛行場の少ない地域で運航が可能になります。

AEIが手がける737-800SFは、乗員と貨物エリアを区分けするリジッド・カーゴ・バリア設置に加え、12パレットを搭載するため旅客機の座席設置部分のメインデッキを改修します。旅客機として座席を設置していたメインデッキ部分はパレット搭載のために床が強化され、カーゴ・ローディング・システムなどが装備されます。貨物搭載のための大型ドアの設置、新たに5席分の客席や洗面所も設けることができます。