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アメリカ空軍F-15EX、初の実弾発射 兵器システム評価で

© U.S. Air Force photo by Tech. Sgt. John Raven
AIM-120D発射前のF-15EX

アメリカ空軍は、F-15EXイーグルIIが2022年1月25日(火)に初めて実弾発射に成功したと発表しました。F-15EXの空対空兵器システム評価プログラム(WSEP)の一環として、無人標的機のBQM-167スキーターを追跡し、中距離空対空ミサイルAIM-120Dが発射されました。

試験飛行を担当する第40飛行隊がF-15EXを操縦し、搭載センサーからターゲットのBQM-167を検出・追跡し、AIM-120Dを発射し、撃墜しました。兵器使用の開発、F-15EXの運用飛行と合わせ、飛行中の兵器使用試験の成功で、F-15EXの実戦配備に向けたマイルストーンの1つを達成したことになります。

© U.S. Air Force photo by Tech. Sgt. John Raven
飛行中のF-15EXコクピットから見たAIM-120D発射時の様子

F-15EXは、2021年3月にアメリカ空軍がボーイングから正式に受領し、エグリン空軍基地に配備された後、同年5月にアラスカでの合同演習「ノーザン・エッジ2021」、同年10月にはネリス空軍基地での大規模な運用試験に参加しています。演習参加を重ねることで、搭載するソフトウェアシステムの問題発見と解決につなげており、成熟度の高い戦闘機に仕上げる過程を経ています。

© U.S. Air Force photo by 1st Lt. Lindsey Heflin
ティンダル空軍基地でAIM-120搭載したF-15EXイーグルII

F-15EXは2022年に武装関連を中心としながら、運用飛行プログラムのアップグレードなど、予定されている追加の機能試験を実施しています。