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横田のCV-22オスプレイ、9/7から通常運用 リスク軽減措置導入

© Photo by 1st Lt. RENEE DOUGLAS, 353rd Special Operations Wing Public Affairs
離陸前のCV-22オスプレイ

アメリカ空軍特殊作戦軍司令部(AFSOC)は2022年9月2日付で、所属するCV-22オスプレイ全機を対象にリスク軽減措置を導入し、運用再開しました。横田基地に配備されているCV-22も、9月3日以降に短時間の確認飛行を経て、9月7日から通常運用を再開します。地上待機措置は、CV-22オスプレイのプロペラを回すローターとエンジンを接続するクラッチが滑り、機体が急降下する現象「ハード・クラッチ・エンゲージメント(HCE)」が発生したことを受け、8月中旬から緊急的な対策が実施されていました。

AFSOCが導入したリスク軽減措置は、主に3つです。まず、CV-22離陸時のバイロット操作・運用手順を変更し、エンジンへ燃料流量を操作するレバー「スロットル」を、ゆっくり全開にするようにしました。さらに、追加訓練でHCEの発生を想定したシミュレーションをパイロットに実施しています。機体点検は、整備時にローターとエンジンを接続するクラッチを継続的に確認し、製造するベル・ボーイングとの情報共有を追加で実施します。

アメリカ国防省は、海兵隊のMV-22でもクラッチの不具合が2010年時点で、HCE現象をすでに把握していると説明し、運用時には計器類を確認する動作を実施することで、同様の事象の発生を減らしています。陸上自衛隊も導入済みのV-22の飛行停止は実施していません。防衛省とアメリカ国防省は、オスプレイについて飛行を見合わせる機体の安全性に関連する技術的な課題は存在しないと確認しています。自衛隊のオスプレイも、海兵隊と同じように安全に運用する手順、教育・訓練を実施済みです。

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