防衛省・統合幕僚監部は2023年11月10日(金)から20日(月)まで、自衛隊統合演習(実動演習)を行うと発表しました。同演習は、陸・海・空の自衛隊とアメリカ軍が合同で演習を行い、自衛隊の統合運用能力と日米の相互運用性の維持・向上させるもので、概ね毎年行われています。自衛隊から、人員約30,800人、車両約3,500両、艦艇約30隻、航空機約210機。アメリカ軍からは、人員約10,200人が参加する予定です。

今年は、自衛隊基地が使用できなくなった場合に備え、民間空港で離発着する演習が含まれます。航空自衛隊からは、航空総隊や航空支援集団などが参加。岡山県と大分県からの発表によると、演習期間中いずれか数日間、岡山桃太郎空港(岡山空港)と大分空港に航空自衛隊機が飛来する予定です。

岡山空港での演習は、F-2戦闘機の離着陸および燃料補給(1日最大4機、日中帯で延べ3日間)、C-130H輸送機・C-1またはC-2輸送機の離着陸(1日最大1機、日中帯で延べ4日間)を予定。他にも、移動式航空管制機材の設置などの演習が予定され、1日あたり最大80人程度の人員展開が計画されています。また、別途11月19日(日)には、岡山県が実施する総合防災訓練で、F-2戦闘機が岡山空港を離発着することを発表しています。

大分空港へは、最大4機のF-2戦闘機が飛来。12日(日)から18日(土)の間、日中帯で延べ4日間程度の演習が予定されています。