海上保安庁は2013年12月2日、西之島付近の新島が東側に拡大していると発表しました。羽田航空基地所属MA722のみずなぎ、DHC-8-300により12月1日、13時20分から14時40分まで飛行し、西之島付近の火山活動の観測を実施しました。
西之島付近の新島は、火口から青白色の噴煙が高さ約2,000メートルまで立ち上り、火口から黒色噴煙を伴う噴火が時々あり、噴煙の高さは約900メートルまで達していました。また、火口から溶岩が飛び散る様子も観測されています。
観測に同乗した東京工業大学火山流体研究センターの野上健治教授は、「火山活動はマグマ噴火に移行して以来、赤熱溶岩を噴出し続けており、活発な状態が現在も継続している」とコメントしています。
また、11月21日時点と比べ、12月1日時点の新島は東側に拡大し、11月21日から約2.5倍になっています。拡大している様子は海上保安庁の発表資料に詳しく紹介されています。