次期政府専用機はボーイングが提案する777-300ERに、ほぼ決定する見込みです。各メディアが2014年6月25日付で報じています。
防衛省は現有のボーイング747-400が老朽化し、国内で運航する航空会社がなくなり整備が困難になることから、2019年度から後継機を導入するため機種の選定を行ってきました。
機材は、充分なキャパシティーがあり、アメリカ東海岸へダイレクトで飛べる航続力、日本の航空会社が導入して整備委託が可能なことが条件とされ、ボーイング777とエアバスA350XWBの一騎打ちになると見られていました。しかし、6月24日の提案締め切りには、日本航空(JAL)と全日空(ANA)の2社が777-300ERで提案したため、A350は脱落したかたちとなりました。
内閣官房の政府専用機検討委員会でJALとANAの提案が比較され、8月には決定する模様です。