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ドゥーリトル・トウキョウ・レイダースに議会名誉黄金勲章

© U.S. Air Force photo/Tech. Sgt. Anthony Nelson
空母USSホーネット(CV-8)から発進するB-25

アメリカ連邦議会は、2015年4月15日、ドゥーリトル東京空襲部隊(Doolittle Tokyo Raiders)に、議会名誉黄金勲章(Congressional Gold Medal)を授与しました。

議会名誉黄金勲章はアメリカ連邦議会が、国内外の文民に授与する最高位の勲章で、太平洋戦争中の困難な作戦における英雄的・献身的な活躍を評価して贈られました。

授与式は連邦議会議事堂で開催され、アメリカ空軍博物館監督のジョン"ジャック"ハドソン退役中将が代理で勲章を受け取り、元トウキョウ・レイダースのリチャード"ディック"E.コール退役中佐が、議会に感謝の意を伝え「最も権威ある勲章を受章したいへん光栄に思う」と話しました。

勲章は4月18日、東京空襲73周年の日に、1番機の副操縦士だったコール氏によってコロラド州のアメリカ空軍博物館に展示されます。この式典には7番機の機関士・銃手だったデビッドJ.サッチャー退役軍曹も出席する予定です。

ドゥーリトル東京空襲は、日本軍の真珠湾攻撃に対する報復として1942年4月18日に実施された作戦です。航空母艦から陸上爆撃機のB-25を16機発進させて東京などを爆撃の後、中國大陸へ向かいました。作戦に参加した16機全機が不時着などで失われ、1名が戦死、2名が行方不明、8名が捕虜(3名が処刑、1名が病死)になりました。

戦果自体はたいしたことはありませんでしたが、首都東京に敵機の侵入を許した軍部は衝撃を受け、後の作戦立案に影響を与えたと言われています。ドゥーリトルはこの作戦を指揮したジミー・ドゥーリトル中佐(作戦当時、最終階級は大将)のことで、戦前はエアレースで名を馳せたアメリカン・ヒーローのひとりです。