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シコルスキーCH-53Kキングスタリオンが初飛行 海兵隊が200機導入

© Sikorsky
CH-53K(画像はEDM-2)

アメリカ海兵隊が開発中のシコルスキーCH-53Kキングスタリオン大型ヘリコプター試作1号機(EDM-1)が、2015年10月27日、フロリダ州ウエストパームビーチで初飛行しました。

CH-53K EDM-1は、約30分間にわたり地面効果のある約30フィートでホバリングしたり、前進、後進、横進しました。今後EDM-1に加えて3機のEDM機が投入されて、約3年間にわたり試験飛行を実施します。

CH-53Kは、現用のCH-53Eスーパースタリオンとほぼ同じ大きさですが、高温高地でも2万7,000ポンド(12.25トン)のペイロードを搭載して110カイリ(203.7キロ)以上飛行できるなど約3倍の能力が予定されています。また、グラスコクピットやフライ・バイ・ワイヤ操縦システム、下半角チップ付きの第4世代ローターブレード、高メンテナンス性のエラストメリック・ローターヘッド、アップグレードしたエンジン、アメリカ空軍パレット対応のカーゴ・レールシステム、吊り下げ貨物扱いの改善、生存性・信頼性・整備性・支援性の向上などの特徴があります。

アメリカ国防総省は、2019年に初期作戦能力(IOC)を獲得させ、海兵隊に200機を導入し8個の実戦飛行隊と1個の訓練飛行隊、1個の予備役飛行隊を編成する計画を立てています。