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H-IIAロケット29号機、通信放送衛星Telstar 12 VANTAGEの打上げ成功

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2015年11月24日(火)15時50分、種子島宇宙センターからH-IIAロケット29号機(H-ⅡA F29)を打ち上げました。ロケット打上げ時の天候は晴れ、北東の風8.6m/s、気温22.0度でした。打上げ後、ロケットは計画通り飛行し、約4時間27分に搭載した「Telstar 12 VANTAGE」を正常に分離した事を確認しました。

JAXAが開発した高度化仕様の第2段機体を適用し、長時間慣性飛行、第2段エンジン再々着火を実施し、これまでよりも衛星を静止軌道に近い軌道に投入しました。

H-IIAロケットは、日本の基幹ロケット、さらに世界で最も信頼性の高いロケットの1つとなっており、今回の打上げ成功でH-IIA、H-IIBの打上げは連続28回成功となりました。成功率は97%です。三菱重工で初の商業衛星打上げ輸送サービスに成功し、同社は今後の宇宙事業に大きな前進をもたらすとしています。

搭載したテレサット社のダニエル・ゴールドバーグ社長兼CEOは、「三菱重工が初の商業衛星打上げを支障なく成功させたことを祝福します。Telstar 12 VANTAGEは、商業衛星産業界で一層需要が高まっている周波数帯域(Ku帯域)に対して最適化された新世代衛星です。この打上げを計画通りに成功させた価値あるパートナーである三菱重工やエアバス・デフェンス・アンド・スペース社などの努力に深く感謝します」とコメントを寄せています。

今後、H-IIAロケットで、2016年度にアジア・オセアニア地域最大の放送・通信衛星オペレーターのスカパーJSAT、2017年度にドバイ政府機関のEIAST(先端科学技術研究所)の観測衛星ハリーファサット(KhalifaSat)の打上げを予定しています。

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