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COMAC、ARJ21-700初号機を成都航空に引き渡し 3カ月後に旅客便投入

© 中国商用飛機有限公司
成都航空に引き渡しされたARJ21-700、B-3321

中国商用飛機有限公司(COMAC)は2015年11月29日(日)、リージョナルジェットのARJ21の商用機の初号機を成都航空に引き渡しました。エンジンはGEのCF34-10Aエンジンが搭載されています。

初号機の機体記号(レジ)は「B-3321」で、納入された11月29日に上海大場空港から成都まで2時間48分のフェリーフライトを行いました。成都航空では3カ月間のテスト運航を行った後、正式に旅客便に投入されます。

COMACは中国民用航空局から2014年12月30日、ARJ21-700の型式証明を獲得しており、2015年にも中国国内で運用試験などを行い、今回の納入となりました。このARJ21は2クラス制で78席、全席をエコノミー使用とすると最大90席を装備できます。

COMACの開発に至るまでの開発遅延の紆余曲折などもありましたが、現在は308機の契約を獲得しています。COMACは初号機の納入後、中国の主要メディアでの露出、世界各地のメディアが取り上げたとアピールしています。ただし、現時点ではアメリカ連邦航空局(FAA)やヨーロッパ安全航空庁(EASA)の認可を得ておらず、実質的に中国国内線を主力に、一部の中国以外の国で運用されるに留まるとみられます。