第十管区海上保安本部は2017年9月11日(月)、鹿児島海上保安部所属の巡視船「こしき(PL-69)」を使用し、テロ対策訓練を実施します。時間は10時15分から11時25分頃までです。「こしき」は、各管区で1隻以上を警備実施等強化巡視船として指定されている船舶です。

訓練は、2020年開催予定の東京オリンピック・パラリンピック、鹿児島で開かれる国民体育大会に向けたテロ対策の一環として行われ、犯人制圧までの一連の実戦的な訓練や、ゴムボートを使用して逃走する船を停船させる演練を展示します。

「こしき」は、警備実施やその他の重要警備業務に係る体制の一層の強化を図るため指定された警備実施等強化巡視船で、ヘリコプターが撮影した映像を受信するヘリコプター撮影画像伝送システム「ヘリテレ装置」や、衛星通信を利用して地上基地に転送する衛星映像伝送システム「船テレ装置」を備えています。また、船尾甲板はヘリコプター甲板となっているほか、ヘリコプターへの給油設備も有しています。