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運輸安全委員会、大阪市で発生したKLMのパネル脱落 誤ボルトの使用を公表

© 運輸安全委員会
運輸安全委員会発表の資料

運輸安全委員会は2017年11月8日(水)、大阪市で発生したKLMオランダの重大インシデントに関して、航空局に情報提供し、この内容を発表しました。この重大インシデントは2017年9月23日(土)、777-200ERの機体記号(レジ)「PH-BQC」がKL0868便として関西国際空港を離陸、大阪市付近上空を上昇中に右主翼後縁付け根上方の胴体パネル1枚が脱落、大阪市北区付近を走行中の車両に衝突した事案です。

パネルを機体に固定するブラケットに破断が確認され、このブラケット部を除き、パネルを機体に固定していたボルトとスクリューは機体に取り付いたままで、ボルトの一部に誤部品の使用が判明しています。パネルの穴には、ボルトとスクリューが通り抜けた痕跡が残されていました。

誤部品は、機体側パネルはボルトとスクリューで取り付けられ37箇所のうち、5箇所で異なるボルトが使用されていました。